チェルノブイリとフクシマつなぐ講演会
ウクライナ人女性2人が南箕輪で
チェルノブイリ原発事故にかかわる2人のウクライナ女性を招いた講演会が、15日南箕輪村で開かれました。 原発事故を体験したボウクンさんと被災者の支援を続けるドンチェヴァさん。 ボウクンさんは、1986年に起きた事故当時の様子を振り返りながら現在の心境を語りました。 「福島第1原発近くの子どもを持つお母さんの不安は、よくわかる」 ドンチェヴァさんは、慈善基金団体の理事で被災者の支援活動をしています。 日本から送られている粉ミルクやクリスマスカードに感謝しながら、フクシマの復興に関しては、「地元住民のイニシアチブをサポートすることが必要だ」とアドバイスしていました。 この講演会は、ウクライナを27年にわたり支援しているチェルノブイリ救援中部が福島や長野、愛知で開催しました。 原富男理事長は「チャルノブイリから今学ばなくてはいけない」と話しています。 参加者から「フクシマ」を訪れた感想を問われるとドンチェヴァさんは、「汚染土が地上に置かれっぱなしになっている状況は理解できない」と答えていました。 3月11日、福島第1原発事故から丸7年を迎えます。