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辰高野球部 最後まであきらめない

辰高野球部 最後まであきらめない

高校野球の夏のシード権をかけた春の大会は4月下旬から始まりますが部員不足に苦しむ辰野町の辰野高校野球部がピンチです。 選手はただひとり。2年生の上野龍輝君は「大好きな野球を続けたい」と孤独な練習を黙々と行っています。 カメラを向けると心なしかグラウンドが広く見えました。 グラウンドには、練習に励む箕輪中学校出身で2年生の上野龍輝君とマネージャで伊那市の東部中出身の1年生矢澤祐依さんの姿がありました。 練習試合はもちろんキャッチボールもできないのが現状です。 今は、筋力トレーニングを中心に行っていて土日は、部員不足を知ったOBたちが応援に訪れているということです。 選手がいないため福澤一洋監督がグラウンド整備を買って出ています。 グラウンドには、近くに住む町民の姿もありました。 辰野高校野球部は、1926年に創部し夏の大会の最高成績は準優勝です。 ここ最近では2003年と2006年にベスト4まで進みました。 野球人口の減少などにより部員数は年々減少傾向にあり去年は創部以来最少人数の4人で春の大会には出場できませんでした。 夏の大会は助っ人9人を加えて挑みました。 上野君は一度は辞めようと考えたということですが「大好きな野球を続けたい」と野球部に残ることを決めました。 マネージャーの矢澤さんは去年の夏の大会で一勝を挙げたことに感動し大会後入部を決めました。 2人は、部員を確保するため、チラシを作りました。 福澤監督は「最後まであきらめない。夏の大会は必ず出場する」と話していました。

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