消費生活大学閉講式
飯田消費生活センターと駒ケ根市は27日、05年度消費生活大学の閉講式を駒ケ根市の駅前ビル・アルパで行った。受講した上下伊那の49人のうち、全6回・12講座の9講座以上に出席した37人に修了証書が手渡された=写真。
飯田消費生活センターの久保田篤所長はあいさつで「もともとは消費者運動のリーダーを養成しようと始まったこの大学だが、身の回りで多くのトラブルが起きる今の時代にあって自分を守り、周りの人を守るための知識を学ぼうと一緒に勉強してきた。この講座をきっかけに、学んだ事を地域の中で生かしていってほしい」と期待を述べた。修了者の一人は「食品表示や架空請求など身近な問題についてたくさんの勉強ができた。今後の生活の中でその知識が役に立つと思う」と話していた。
同大学は昨年11月4日から毎月2回、公開講座を含む全6回の講座を開き、保健所職員や司法書士、警察官などを講師に招いて生活にかかわるトラブル防止のための知識などについて学んできた。次回講座は06年秋頃に伊那市で開講される予定。