「三峰川フォーラム」 桜をテーマに河川環境や景観を考える
桜をテーマに河川環境や景観について考える「三峰川フォーラム」が、24日に伊那市内で開かれました。 三峰川フォーラムは河川環境の保護活動を行っている伊那市の市民団体「三峰川みらい会議」が毎年この時期に開いているもので、今年で18回目になります。 今年のフォーラムは、桜をテーマに行われました。 基調講演では、長野市の元ジャイカシニアボランティア、菅谷行博さんが「ブラジルの桜」について講演しました。 菅谷さんは去年、ブラジル・サンパウロ市の桜の調査で現地を訪れました。 サンパウロ市にある公園には、1977年に日本からの移民が始まってから70年を記念して桜が植えられたのがきっかけとなり、桜の公園として親しまれてきたという事です。 菅谷さんは「日系ブラジル人によって日本の伝統が現地で受け継がれてきた。とくに桜は日本を思い出し郷愁を覚えるものだったと思う」と話していました。 三峰川みらい会議の織井秀夫代表は「景観を考える上で桜は外せないものなので、桜を含めて三峰川流域の自然環境と景観を考え活動していきたい」と話していました。