伊那市と㈱パネックス 災害時の物資供給に関する協定
2017年12月から操業開始した長野工場
伊那市は、東春近に工場を持ち、パンの製造・販売を行う㈱パネックスと、災害時の物資供給に関する協定を、27日に締結しました。 この日は、伊那市役所で調印式が行われ、㈱パネックスの前野朝彦社長と白鳥孝市長が協定書を取り交わしました。 パネックスは岐阜県に本社があり、パンの製造・販売を行っています。 去年、東春近の東原工業団地の空き工場を購入し、長野工場として12月から操業を開始しました。 今回の協定では、長期保存が可能なパン「ロングライフパン」などを災害時に提供するとしています。 長野工場では現在、ロングライフパンシリーズを1日に3万個製造していて、常に在庫は6万個確保しているということです。 パンの賞味期限は45日と60日のものがあり、東日本大震災の時には、山口県の工場をフル稼働して被災地にパンを届けたということです。 前野社長は「パンは幅広い年代の人が食べやすく、ごみも少ないので災害時に向いている。皆さんに安心安全を届けられることを嬉しく思う。」と話していました。 伊那市が団体や企業と災害時の協定を結ぶのは、今回で65協定目です。