外国人企業研修生に初の男性
宮田村商工会の外国人研修生受け入れ事業で、建設業のヤマウラが受け入れ企業に加わり、事業初となる男性の研修生5人が中国から来日。同社で働きながら技術や語学の習得に励んでいる。従来は女性ばかりだった研修生受け入れだが、新たな展開を迎えている。
6期生となる今回の研修生は5人に加え、精密業のマスダで研修を積む女性3人。いずれも今月来日した。
26日に村内で歓迎会があり、事業参画9企業で組織する「外国人研修生受け入れ協議会」のメンバーと会食。原田和愛協議会長らが「会社の規則などを守って、初心の目的を忘れず頑張って」と激励した。
初の男性研修生のひとりとなった于公科さんは「日本に来れてとてもうれしい。一生懸命働きたい」とあいさつした。
同事業は2001年に始まり、中国・大連市の意欲ある若者を面接で選考。同商工会に加盟する機械や縫製などの企業が受け入れ、3年間研修を積む。
修了帰国者も含めた研修生は50人ほどに及ぶが、従来はいずれも女性。企業の希望もあり、今後は男性の受け入れも増えそうだ。