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1年間で使った針を供養

1年間で使った針を供養

針仕事を休み、縫い針に感謝する「針供養」が8日、伊那市の常円寺で行われました。 針供養は、上伊那和裁連盟と日本和裁士会が昭和40年から毎年行っているものです。 この1年で折れたり曲がった針を、こんにゃくに刺して供養しました。 関東では事始めの2月8日に、関西や四国では12月8日に行われていて、上伊那では寒中を避けた3月8日に行われています。 常円寺によりますと、昭和40年当時はおよそ150人が参加していたということですが、現在は和裁士などが減り、20人ほどが参加しています。 上伊那和裁連盟の宮原正子会長は「長年磨いてきた技術を1人でも多くの人に伝えて、和裁の道を広めていきたい。」と挨拶しました。 角田泰隆住職は「使った針に対する念を大切にし、1年でも長く供養が続いていくことを願っています。」と話していました。

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