高遠町歴史博物館 電子化した写真で地域の歴史を解説
矢澤章一さんがまとめた写真で高遠町の交通の歴史学ぶ
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館は、地域に残る写真資料のデジタル化事業についての報告会を10日に開き、事業を担当している矢澤章一さんが高遠町の交通の歴史について解説しました。 矢澤さんがまとめた写真をもとに高遠町の交通の歴史について講演しました。 西高遠の国道361号の一部区間は鉾持桟道と呼ばれています。 矢澤さんによりますと大正時代に旧伊那電気鉄道の入舟駅から高遠町まで電車を走らせる目的で鉾持桟道の拡幅工事が行われ現在の道路幅になったという事です。 矢澤さんは「高遠への鉄道開通は叶わなかったが、伊那電気鉄道の開通で高遠の経済は伊那へと移っていった」と話していました。 伊那市では地域に残っている昔の写真を電子化して整理するアーカイブ事業を進めています。 高遠町歴史博物館ではその報告会を毎年この時期に開いていて今年で3回目になります。