東日本大震災から7年 被災地に思い馳せる
東日本大震災から、今日で丸7年となります。 震災が発生した午後2時46分にはサイレンが鳴らされ、伊那地域でも被災地へ思いをはせました。 震災が発生した午後2時46分にはサイレンが鳴らされました。 伊那市福祉まちづくりセンターでは、災害ボランティア研修会が開かれ、参加者が黙とうを捧げました。 研修会には、災害時のボランティアに興味がある人や、上伊那の社会福祉協議会の職員など、57人が参加しました。 研修会では、東日本大震災発生時に被災地でボランティア受け入れの支援を行った長野県社会福祉協議会の福澤信輔さんが「災害時に知っておきたいこと」と題して話しました。 福澤さんは、「被災地支援の基本は被災者中心・地元主体・協働の3つです。地元主体の支援を今一度考えていきましょう」と話していました。
福島から伊那に移住の佐藤さんも福島に向け手を合わせる
福島県伊達市から伊那市に移住した果樹農家・佐藤浩信さんも、西箕輪の畑で、福島に向かって黙とうを捧げました。 佐藤さんは、「3.11は忘れてはいけない。風化させてはいけない」と話していました。
脱原発を訴えパレード
また、福島第一原発事故からも7年となった11日、「フクシマを忘れない 3.11上伊那アクション」が行われ、参加者が脱原発を訴えました。 アクションでは上伊那で脱原発活動や平和運動などを行っている35団体、230人が参加しました。 伊那市のいなっせを出発してJR伊那北駅を折り返すおよそ3キロをパレードしました。 いなっせ北側広場では、7人によるリレートークが行われ、原発のない社会の実現を訴えました。 原発事故に伴う福島県内の避難指示は、福島第一原発のあった双葉町と大熊町、帰還困難区域を除きすべて解除されています。 復興庁によると、避難者の数は2月13日現在、7万3千人に上るということです。