南信工科短大 1期生が卒業
南信地域のものづくりの技術者養成を目的に平成28年度に開校した、南箕輪村の南信工科短期大学校の初めての卒業式が13日に行われ、1期生が社会への一歩を踏み出しました。 卒業証書授与式では、大石修治校長から卒業生に証書が手渡されました。 この日は2年間の専門課程の卒業式と6か月間の短期課程の修了式が行われ、卒業生、修了生合わせて41人が証書を受け取りました。 大石校長は式辞で「みなさんがこの学校の一番最初の卒業生として、社会に貢献してくれることを期待しています」と卒業生にエールを送りました。 卒業生を代表して機械・生産技術科の中山楽里(らくり)さんが「これから私たちはそれぞれの道を歩き始めます。短大で培ったものづくりの精神を大切にして精進していきます」とあいさつしました。 県の南信工科短大は、南信地域の製造業分野で即戦力となる技術者を養成しようと平成28年度に開校しました。 2年間の専門課程には機械生産技術科と電気・制御技術科の2学科が設けられていて、最新のシステムを活用した授業が行われています。 卒業生は「即戦力として活躍できるようがんばります」「学校で学んだ立ち向かう精神を活かして、社会に出てもて頑張りたい」と意気込みを話していました。 卒業生33人のうち就職希望者29人全員の就職が内定していて、このうち上伊那地域での就職者は15人となっています。