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特別展「維新の激動と伊那・高遠の人々」

高遠町歴史博物館で6月17日まで

特別展「維新の激動と伊那・高遠の人々」
特別展「維新の激動と伊那・高遠の人々」

幕末のペリー来航から明治時代始めまでに焦点を当てた特別展「維新の激動と伊那・高遠の人々」が伊那市立高遠町歴史博物館で開かれています。 元高遠藩士の家に伝わる「外国船ノ図」です。 板刷りの瓦版で中央に黒船が描かれているほか船の大きさや装備がしるされています。 特別展は1868年、明治元年から150年の節目を迎えたことを受け開かれたもので会場には絵画や書など36点が展示されています。 特別展ではペリー来航と開国、旧幕府軍と新政府軍が戦った戊辰戦争、廃藩置県などその時代の伊那・高遠に関する資料が並んでいます。 高遠町出身の日本画家、池上秀畝の父、池上秀花の作品「高遠城図」は明治の初めのもので廃藩置県により高遠藩が無くなったあとの高遠城を描いています。 同じく池上秀花の作品「戊辰戦争帰城の図」は明治23年頃の作品で戊辰戦争から高遠に戻った兵士を描いたものです。 ほかには高遠の兵士が使っていたもので銃弾により穴が空いた陣笠や銃も展示されています。 高遠町歴史博物館の特別展「維新の激動と伊那・高遠の人々」は6月17日まで開かれていて入館料は400円、上伊那地域の小中学生、高校生は入館無料となっています。

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