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高遠町歴史博物館で「古文書講座」始まる

高遠町歴史博物館で「古文書講座」始まる

地域に残る歴史資料を使って古文書の読み方を学ぶ初心者向けの講座が、伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で24日からスタートしました。 25人の募集に対し53人の申し込みがある人気ぶりです。 講師は、歴史博物館学芸員の福澤浩之さんです。 24日は、江戸から明治にかけて幕府のお触れを民衆に伝えるために立てられた「高札」を読みました。 この高札は、伊那市西春近の個人宅で保管されていたもので、キリスト教が禁止されている時代にそれに関わる人を摘発するよう書かれたものです。 福澤さんは歴史資料の読み方について「最初は細かい意味にこだわるのではなく、大まかな内容をつかむように心がけてください」と話していました。 この講座は、地域に残る史料を通して歴史に理解を深めてもらおうと初めて開かれました。 中には、この春高校に入学するという学生も参加していました。 講座は全7回で、今後は高遠藩内藤家の領地目録や戦国時代の鉾持神社の文書などを扱う予定です。

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