新年度の予算査定終了
宮田村の新年度予算査定が27日で終了した。保険医療、介護給付費など社会保障関連の経費が増大しており、当初目標額を上回り一般会計予算案は本年度当初並みの32億円台で固まった模様だ。予算の硬直化が進んでおり重点配分を打ち出すことも難しい状況だが、教育も含め子育て支援関連に配慮した編成になったとみられる。予算案の発表は2月20日以降となる見通し。
査定は年明け直後に始まり、26、27日に村長査定を行なった。
昨年7月に就任した清水靖夫村長にとっては初の予算編成。
予算で重点項目を示したい所だが「どの事業も中途半端で終えることはできず、大変難しかった。基金の取り崩しもやむを得ないと指示した」と本紙の取材に答えた。
村長は全ての事業を白紙から見直す「ゼロベース」を新年度予算の方針に示し、経費をかけずに効率やサービスの向上を図る「ソフト重視」も打ち出している。