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種子法廃止を前に種子に関する講演会

世界の食問題を取り上げる印鑰智哉さん

種子法廃止を前に種子に関する講演会

種子の安定供給を都道府県に義務付けてきた国の主要農作物種子法が3月31日に廃止されることを受け、「種子」ついて学ぶ講演会が、21日、伊那市の伊那図書館で開かれました。 講演会では、東京都在住でフリーランスとして世界の食の問題を取り上げている印鑰智哉さんが、種子法廃止に伴い今後起こりうることなどについて話をしました。 種子法は、米や麦、大豆などの主要作物について、優良な種子の安定的な生産と普及を「国が果たすべき役割」と定めている法律です。 この種子法を「民間の品種開発意欲を阻害している」として、国は廃止することに決めました。 印鑰さんは、「世界の大手バイオ化学メーカーが、遺伝子組み換え作物の種を普及させるために種子企業の買収を進めている。今後そのような企業から種を買わなければならないことも起こりうる。」と話していました。 講演会は、自然食の普及を目指す市内の母親らでつくる虹の市実行委員会「えん」が開いたもので、会場いっぱいとなるおよそ80人が集まりました。

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