日本一の桜のまちづくりへ
3月 三峰川沿いに植樹
「日本一の桜のまちづくり」に向け、三峰川みらい会議は3月上旬、三峰川沿いに桜を植える。3月31日の伊那市・高遠町・長谷村の合併をとらえ、全国に誇れる桜のまちづくりを実現する。
「日本一の竏秩vは三峰川みらい会議の桜チームがまとめたもので、28日、三峰川行政地域懇談会で提言した。
基本方針は、地域住民と協働しながら、三峰川の自然を保全し、地域の活性化につなげること。具体的に、桜の名所・高遠城址公園へのアプローチとして、三峰川と天竜川の合流点から三峰川沿いを中心に桜を植栽。コヒガンザクラ、ソメイヨシノなど樹種を変え、長期間、花を楽しめる場を提供する。
また、桜の名所を結びつけるマップ作り、写生会や写真撮影会などを通した全国発信などを考え、交流人口を増やす。信州大学農学部の協力も得て、施肥など学習しながら、地域住民が「桜守」となるように進めたいとする。
懇談会では、参加者が植栽する桜のオーナー制を提案。子どもの誕生、入学、卒業など記念樹にすることで、三峰川沿いに植える桜1本1本に愛情が入り、人も集まると考える。07年度から導入する方向。
三峰川みらい会議は「新市全体を桜の名所にする息の長い活動」とし、継続して植栽・保全に取り組んでいく。
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第6回三峰川地域行政懇談会が28日、伊那市役所であった。三峰川流域の市町村や住民ら約80人が出席し、三峰川を中心とした協働のまちづくりを考えた。
三峰川みらい会議の織井秀夫代表は、伊那市・高遠町・長谷村の合併によって三峰川の源流から天竜川の合流点までが1つとなることに触れ「民間と行政が一緒になり、幅広く新しい三峰川の姿ができれば」とあいさつ。
そのあと、ワークショップで、三峰川みらい計画の基本方針「環境」「治水」「利用」の部門ごとに意見を交わした。
「利用」では、参加者から▽源流域の探訪▽三峰川流域の食材を楽しむ▽お勧めスポット情報をまとめる▽三峰川の魅力のPR竏窒ネどが挙がった。
そのほか、ヤマトイワナの保護・育成、自然環境を保全するための三峰川憲章づくり、子どもが遊べる川づくりなどもあった。
これらは、地域住民と行政の協働のまちづくりの第一歩にしたいとした。