伊那市と韮崎市 武田氏が縁で文化交流
伊那市と山梨県韮崎市の文化団体の交流会が12日、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれました。 この日は、武田信玄の5男仁科五郎盛信が祀られている新城藤原神社近くで交流会が開かれ、韮崎市文化協会の会員が詩吟を奉納しました。 他には、伊那芸術文化協会の木村流大正琴のメンバーが演奏しました。 伊那市と韮崎市の文化交流は、旧高遠町時代の昭和49年から毎年行われています。 続いて、韮崎市文化協会舞踊部のメンバーが「武田節」を披露しました。 高遠には武田信玄の5男仁科五郎盛信が、韮崎には武田信玄の4男、武田勝頼がいた縁で交流を行っています。 春は韮崎市の団体が伊那市を訪れ、秋には伊那市の文化団体が韮崎市を訪れる予定です。
またこの日は、伊那市富県を拠点に活動する歌舞劇団・田楽座が、高遠城址公園の二の丸で公演を行いました。 田楽座は南京玉すだれを披露し、訪れた人たちが拍手を送っていました。 田楽座の公演は、16日と19日にも予定されています。 園内の桜は例年より早く散り始めています。