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中尾歌舞伎 再開に向け稽古

中尾歌舞伎 再開に向け稽古

伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎「中尾歌舞伎」の定期公演が1年6か月ぶりに今月29日に再開されます。 本番を2週間後に控え12日は役者が衣装を身に着けて稽古に臨みました。 29日に復活披露する演目は「御所桜堀川夜討 弁慶上使の段」です。 物語は、源義経の正室「卿の君」が平家出身であることから、源頼朝が「首をもってこい」と弁慶を向かわせます。 しかし弁慶は、卿の君の身代わりに自分の娘を殺し主君の義経への忠誠心を果たすストーリーです。 稽古では、セリフの言い回しや動き、小道具の置き方などを確認していました。 稽古場で演技を見守るのは着付けを担当する山崎咲子さんと加藤二葉さんです。 二人とも30年以上歌舞伎に携わり、山崎さんは着付け一筋で舞台を支えてきました。 山崎さんは、平成26年に亡くなった師匠・西村清典さんの「中尾歌舞伎らしさ」を心掛けているという事です。 加藤さんは最初役者として舞台に立ちその後、山崎さんと着付けを行ってきました。 中尾歌舞伎保存会は会員数の減少などにより、2017年2月から1年間活動を休止していました。 1年6か月ぶりとなる今回の公演に向け、保存会では1月から稽古を積んできました。 中尾歌舞伎定期公演は今月29日に伊那市長谷の中尾座で行われます。 伊那ケーブルテレビでは122チャンネルで生中継します。

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