元警察署長の伊藤さん 教則の内容の一部訂正を請願
毛利弁護士(左)と請願書を出した伊藤さん(右)
元警察署長で箕輪町木下の伊藤良さんは、交通マナーなどを定めた「交通の方法に関する教則」の内容の一部に誤りがあるとして、国家公安委員会に19日、請願書を発送しました。 この日は伊那市役所で記者会見が開かれ、伊藤さんと岡谷市の毛利正道弁護士が経緯を説明しました。 請願書では、国家公安委員会が作成した教則のうち「横断歩道や自転車横断帯に近づいたときは、その手前で一時停止する」との内容の“手前”の部分を「緊迫感に差が出る」として“直前”に訂正するべきだとしています。 元警察官の伊藤さんは県内の各警察署の署長を務め、平成5年から平成13年まで県内の自動車学校の校長を務めました。 校長当時、学科で使う教本に誤りがあることに気づき、県公安委員会などに8回ほど申し立てを行いましたが、認めてもらえなかったということです。 請願書は19日の朝、国家公安委員会に郵便で送ったということです。