中尾歌舞伎 再開公演
去年2月から活動を休止していた伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、およそ1年半ぶりとなる再開公演を29日中尾座で行いました。 開演前には多くの人が訪れ、会場に入れないほどの満員となりました。 演目は「御所桜堀川夜討弁慶上使の段」です。 源義経が、平家から嫁いだ妻の首を差し出せと頼朝から命じられ、部下の弁慶が自分の娘を身代わりにするという物語です。 伊那市無形民俗文化財に指定されている中尾歌舞伎は、昭和61年に地域の若者が復活させ、30年間活動してきました。 去年2月に会員数の減少や後継者不足などにより継続が困難だとして活動を休止していました。 その後、活動の再開を望む声が多くあり、再開することを決めました。 見せ場になると、会場からおひねりが飛んでいました。 また29日は、前座で地元の長谷小学校の4年生が孝行猿の演劇を披露しました。 公演の模様は来月5日(土)午後2時からご覧のチャンネルで放送します。