洞泉寺で大般若会
お釈迦様が説いた大般若経600巻を読む「大般若会」が4月30日、伊那市美篶の洞泉寺で行われました。 この日は、市内の曹洞宗の寺の住職14人と檀家などおよそ100人が集まり、大般若会が行われました。 住職らは、経典を上から下へ落としながら略して読みあげる「転読」という方法で行いました。 上から落とすときの風にあたると無病息災などのご利益があるとされています。 大般若経は600巻という膨大な量があり、すべてを正しく読み上げるには時間がかかるためこの方法で行われています。 普段経典は蔵に保管されていて、1年に1回毎年4月30日に出して風にあてています。 横山凌雲住職は「一人ひとりの願いが世界を変えるという思いで今年も無事行うことができてよかった」と話していました。 この後、地元で活動する二胡のグループ二胡楽胡が演奏を披露しました。