伊那青年会議所 郷土愛を育む事業開催
直木賞作家・中村さん保科正之について講演
保科正之について詳しい直木賞作家で伊那市ふるさと大使の中村彰彦さんの講演会が12日伊那市のいなっせで開かれました。 講演会は伊那青年会議所が企画した郷土愛を育むイベントの一環で行われました。 中村さんは、保科正之が徳川3代将軍・家光の弟でありながらおごる事無く、民の為に政治を行っていた事などを紹介しました。 7歳から25歳まで高遠藩の保科家で過ごした恩を忘れず、生涯、徳川ではなく保科姓を名乗った事から「義理堅い性格だった」と話していました。 会津藩主時代には、高齢者へ米を支給する現在の年金制度に近い社会保障を江戸時代に行っていたと紹介しました。 イベントを企画した伊那青年会議所では「先人たちの歴史や豊な自然を知る事で郷土愛を育むきっかけにしてほしい」と話していました。