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松くい虫被害拡大に歯止めかからず

伊那市松くい虫対策協議会で報告

伊那市松くい虫対策協議会で報告

 伊那市の平成29年度の松くい虫の被害量は過去最大となった平成28年度に比べると減少したものの、標高900mより低い松林で被害が拡大していることが報告されました。  17日は、伊那市役所で松くい虫対策協議会が開かれ、被害状況が報告されました。  松くい虫の被害量は、昨年度2,210立方メートルで、過去最大となった平成28年度の2,847立方メートルと比べると減少しましたが、標高900mより低い松林を中心に被害は拡大しています。  破砕や燻蒸などの処理費用は、昨年度、過去最大の4,749万円となっています。  伊那市では、引き続き、マツタケ山など守るべき松林を的確に定めて対策するほか、周辺の松林については樹種転換を進めたいとしています。  また、信州大学と共同で進めている小型無人機ドローンを活用した実証実験についても報告がありました。  富県南福地の5ヘクタールの森林を上空から調査したところ、およそ2000本の松のうち、150本の被害木があり、今年度は、そのうちの40本を処理し経過を観察するとしています。  協議会の委員からは、「ストーブ用に積んである薪や、伐採後の切り株からの感染が疑われる」として適切な処理を望む意見が出されていました。  白鳥孝市長は、「被害は拡大していて全国的にも困っているがカンフル剤はない。信大との連携を含め、早期対応で守るべき森林を守っていきたい」と話していました。

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