高遠石工 守屋貞治の作品などを紹介するHPが完成
高遠石工研究センターが調査報告会
高遠石工の作品の保存や情報発信に取り組んでいる「高遠石工研究センター」は、守屋貞治の作品などを紹介するHPを作成しました。 19日に伊那市内でHPのお披露目が行われました。 守屋貞治の名作とされる高遠町建福寺の三十三観音のほか手良蟹沢の八十八観音を全て写真で見ることができます。 またこの日は、高遠石工映像シリーズ第三弾となるDVDもお披露目されました。 今回は守屋貞治の一番弟子といわれる渋谷藤兵衛など、伊那市内にある貞治以外の作品を25分の映像にまとめています。 この映像はDVDとブルーレイ合わせて200枚作製され上伊那の小中学校、高校などに配布されます。 この日開かれた平成29年度調査報告会では東春近田原で高遠石工、下平文左衛門の墓が発見された事が報告されました。 墓石から「文左衛門」の文字が読み取れ下平家の過去帳と照らし合わせたところ亡くなった日と名前が一致したということです。 研究センターの熊谷友幸さんは「過去帳の情報から下平家は親子三代で石工だったのではないか」と話していました。