南アジオパーク 基本計画を策定
南アルプスジオパークを活用した地域社会の発展を目指し、方向性をより明確なものにしようと、基本計画が策定されました。 伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村でつくる南アルプスジオパーク協議会が22日に伊那市役所で開かれ、基本計画案が承認されました。 計画では、基本方針として「保護・保全」、「研究・教育」、「地域振興」を活動の3本の柱に据えています。 登山者のマナー向上のため啓発活動を行う、ジオパークを身近に感じる学習を実施する、市町村や観光協会などと連携して地域振興を図るなど、活動計画が目に見える形で示されています。 これまでは具体的な計画がなく、再認定審査の際、審査員から指摘を受けていたということです。 計画期間は2018年度から2025年度までの8年間となっています。 協議会会長の白鳥孝伊那市長は「これまでの取り組みを整理し、役割を明確にして連携しながら取り組んでいきましょう」と呼びかけていました。 協議会ではこのほか、ジオパークの標識をこげ茶色やオレンジ色を使って統一したものにしていくとしたガイドラインが示され、承認されました。