ハッチョウトンボの羽化はじまる
日本一小さなトンボ「ハッチョウトンボ」が生息している伊那市新山のトンボの楽園で幼虫が成虫になる羽化が始まっています。 ハッチョウトンボはトンボの中では最小の種類で体長はおよそ2センチです。 日当たりがよく、きれいな湧き水がある浅い湿地に生息します。 今年は、平年並みの18日に羽化が確認されたということです。 23日は、雨となりましたが、数多くのハッチョウトンボを確認することができました。 トンボの楽園は、地元住民でつくる新山山野草等保護育成会が、平成17年に整備しました。 これから、6月にかけて国の準絶滅危惧種に指定されているモートンイトトンボや腹部が極端に太いハラビロトンボなど18種類のトンボが観察できるということです。 新山山野草等保護育成会では、6月3日にトンボの楽園の整備を行う他、7月1日に観察会を予定しています。 ハッチョウトンボは、8月の中頃まで観察できるということです。