長谷中生徒 鹿を通して命と向き合う
猟友会の協力得て捕獲に乗り出す
伊那市の長谷中学校1年生は、鳥獣食害の問題に取り組むため、地元猟友会の協力を得て鹿の捕獲に乗り出します。 増えすぎた鹿をどうするか、そして捕獲した鹿の肉の有効利用も考える、命と向き合う学習です。 24日は、1年生13人が、地元・長谷猟友会の小淵 幸輝さんからくくり罠について学びました。 実際に罠にかかって、感触を確かめました。 生徒たちは、協力しあって校内の植栽を支柱に罠を仕掛けていました。 長谷中学校では、地域の魅力発信、地域の元気の源になることを目標に、毎年食と農業を中心とした取り組みを行っています。1年生は、鹿の捕獲に乗り出すことにしました。 学校の裏山に罠を仕掛け、小渕さんとともに見回りを行います。 生徒たちは、鹿の捕殺や食肉に加工する現場に立ち会うことになっていて、命と向き合います。 指導する小淵さんは、一般を対象にした鹿狩りツアーのアテンドをした経験があり、中学校からの依頼にこたえました。 長谷中学校では、3年生が内藤とうがらしを活用した地域おこしにも取り組んでいます。 3年生は、とうがらし入りのカレーを鹿嶺高原で提供するイベントを7月に予定しています。 このカレーに鹿の肉を使用するということです。 来週は罠を仕掛ける場所の下見を、再来週は、罠を設置する予定です。