中病 9年ぶりに赤字決算
伊那中央行政組合臨時会全員協議会が27日に開かれ、組合が運営する伊那中央病院の平成29年度の決算が9年ぶりに赤字となる見込みであることが報告されました。
伊那中央病院の昨年度の収入は、121億2,500万円、支出は127億100万円で、純損失は5億7,600万円となる見込みです。
決算が赤字見込みとなったのは、平成20年以来9年ぶりです。
がん関連の高額な薬品の材料費や電子カルテの更新、北棟増築にかかる経費などの医業費用が増えたためだとしています。
決算は赤字となる見込みですが、伊那中央行政組合では「病院運営に十分な資金を保有し資金不足は発生していないため、健全経営は続けられている」としています。
患者数は、入院が11万9,000人、外来が21万1,000人で、外来患者は前の年度と比べて3,745人増加しています。