TEC-FORCEを派遣
天竜川上流河川事務所が広島県へ
国土交通省天竜川上流河川事務所は、西日本豪雨で被害を受けた広島県の土石流の状況を調査するため、緊急災害対策派遣隊、TEC-FORCEを今日、現地へ派遣しました。
18日に駒ヶ根市の天竜川上流河川事務所で出発式が行われました。
派遣されるのは、職員4人のほか、技術支援を行う南信防災情報協議会の3人など合計8人です。
広島県内の土石流の発生した渓流や沢で、被害状況の確認や二次被害防止のための調査を行います。
現地ではドローン撮影を行うほか、地元住民からの聞き取り調査なども実施するという事です。
天竜川上流河川事務所の椎葉秀作所長は「これまでの知識や経験を活かして地域に寄り添った活動をしてほしい」と激励しました。
隊員は23日まで広島県内で活動し、24日に戻る予定です。
またこの日は今月7日から12日まで、倉敷市に派遣されていた隊員から現地の様子が報告されました。
地区の3割にあたる1,200万平方メートルが浸水し24時間体制で排水作業が行われた倉敷市真備町で活動しました。
ここでは、照明つきの車両1台を現地まで運び作業を支援したという事です。
隊員として活動した白鳥浩司さんは「排水作業が完了した事で行方不明者の捜索や復旧作業がようやく進むようになった。現場では日ごろの操作訓練と、機器のトラブルがあった時にどう対処するかが大切だと感じた」と話していました。