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そば打ち名人の会発足10周年式典

国際文化交流でイタリアへ

伊那市そば打ち名人の会(小林史麿会長、67人)の発足10周年記念式典が10日、信州伊那セミナーハウスで開かれた。会員ら40人余が集まり、10周年の節目を祝った。
冒頭、小林会長は「そば打ちの行為が地域のほか、国内外に影響を与えている。これほど社会とかかわりある趣味の会はほかにないだろうと思う」と経緯や取り組みを交えてあいさつ。
名誉会長の小坂市長は、本年度中の権兵衛トンネル開通に触れ、さらなる裾野の広がりに期待した。
功労者として、発足当初から役員を務め、みはらしファーム内そばの家「名人亭」の支配人を1月に退職した滋野博義さんを表彰。本年度名人認定証の授与もあった。
名人の会は94年、信州博でのそば打ちの実演をきっかけに発足。各種イベント、福祉施設へのボランティアなどでそばを振る舞っている。技術向上のため、名人認定制度を設け、52人が認定証を手にしている。
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そば打ち名人の会は11月、イタリアで開かれる国際文化交流フェスティバル「第30回ジャパンウイーク2005イタリア・ナポリ」に初参加する。
国際親善協会からの要請を受け、発足10周年記念事業として位置づけた。会員20人が出向き、県内産のそば粉を使ったそばを提供する。
海外へ赴くのはドイツ、台湾に続き、小林会長は「信州そばを世界に紹介するチャンス」と、パスタの本場での交流を楽しみにしている。
フェスティバルは11月21窶・9日。ジャパンウイークは郷土芸能、工芸、スポーツなどを通じて日本を紹介するもので、市民レベルで交流を深める。
会員はそばを打つほか、ナポリやローマでの観光も楽しむ計画。詳細は今後、煮詰めていく。

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