創造館で伊那地域の学校教育企画展
江戸時代から昭和までの伊那地域の学校教育についてまとめた企画展「学校のはじまり・はじめて博覧会」が、伊那市の創造館で開かれています。
この展示会は、今年が明治150年にあたることから、明治時代に作られた日本の学校の仕組みを振り返ろうと企画されました。
会場では明治時代に「学校」ができるまで、江戸時代の教育を担っていた藩校や寺子屋から紹介されています。
会場には寺子屋の様子が再現され、乾くと字が消える特殊な和紙に筆で字を書く体験コーナーもあります。
江戸時代の長野県には、1341の寺子屋があり、これは全国で一位でした。
その中でも上伊那は、寺子屋の師匠の数が多い地域で、どんな身分の人にも学問の道を開いた高遠の学が浸透した結果だといえるということです。
和服・洋服が入り混じった生徒たちにちょんまげ姿の先生が指導する明治時代の小学校の様子が描かれています。
昭和初めの教室も再現され、ノートの代わりに当時使っていた石盤や石筆で、実際に字を書いてみることができます。
大正・昭和のオルガンも設置されていて演奏も可能です。
この明治150年記念学校のはじまり・はじめて博覧会は、来年1月末まで、伊那市の創造館で開かれています。
観覧は無料です。