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204/(土)

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七夕の奇祭 さんよりこより

三峰川の氾濫を治める神事

七夕の奇祭 さんよりこより
七夕飾りで鬼を叩く

三峰川をはさんだ伊那市美篶と富県桜井の天伯社で月遅れの七夕の奇祭「さんよりこより」が7日行われました。
さんよりこよりでは美篶の下川手、上川手の境にある川手天伯社に七夕飾りを手にした子どもたちが集まりました。
真ん中に川の氾濫を起こす鬼にみたてた大人の周りを「さんよりこより」と唱えながら3周練り歩きます。
合図で子どもたちは七夕飾りで鬼をめった打ちにしていました。
この行事は三峰川の氾濫を治め無病息災を祈る行事です。
その昔高遠の藤沢片倉にあった天伯様が大洪水で流されて桜井に
流れ着いた後、再び流されて対岸の川手に付いたといわれています。
このことから双方に天伯社が祀られました。
7日はご神体が神輿におさめられ川手から桜井の天伯社に運ばれました。
三峰川を天の川にみたて神輿が渡る様子は七夕の織姫と彦星の
1年に1度の逢瀬になぞられています。
 

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