南箕輪小4年生 農業用水学ぶ
南箕輪村の南箕輪小学校の4年生は地元の農業用水に関する施設を、29日に見学しました。
4年3組と4組の児童57人が農業用水に関係する施設5か所を見学しました。
このうち北原のパセリ農家、池田政幸さんのハウスでは農業用水がどのように使われているかを学びました。
地中にうめられたバルブをひねるとホースの中を水が流れます。水は直径0.3ミリの穴が開けられたハウスの中のパイプを流れ、霧のようになってパセリに行き渡る仕組みです。
池田さんは「4月から10月まで雨の日を除く毎日、この方法で水やりをしていて、年間千トンの水を使っている」と話していました。
このハウスでは、田んぼで使った残り水などをためてくみ上げる揚水機場から、地中を通って各農家へと送られている水を利用しているという事です。
池田さんは「今年の猛暑で水不足が心配された地域もあるので水の大切さを改めて感じた」と話していました。
見学会は上伊那地域振興局などが毎年小学校4年生を対象に行っているもので、10月まで6校で見学が予定されています。