暴風雨に備え早めの下校
非常に強い台風21号の影響で、4日午後4時現在、伊那地域には暴風・大雨警報と雷・洪水注意報が発令されています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中・高校では、台風に備え授業を早めに切り上げる対応をとりました。
台風21号の影響で、伊那地域では午後3時頃から強い雨が降り始め、時折強い風が吹きました。
南箕輪村の南箕輪小学校では、昼過ぎに授業を切り上げ、児童らが下校しました。
浦山哲雄教頭は「夕方からひどくなると聞いたので下校時間を昼過ぎにした。無事に家に帰ってもらいたい」と話していました。
伊那市、箕輪町、南箕輪村の教育委員会によると、すべての小中学校で同様の対応をとったということです。
伊那市長谷の南アルプス林道バスは、山にいる登山者をおろすため、始発の1便のみ運行し、それ以降の便はすべて運休としました。
神奈川県から訪れた登山者は「きょうもうひと山登るつもりだったが、台風が来るということで下山した。バスがあって良かった」と話していました。
南アルプス林道バスでは、5日は道路の安全が確認でき次第運行するとしています。
JR飯田線は、台風の影響で4日昼頃から、終日全線運転見合わせとなりました。
この影響で元々休校となっていた高遠高校を除く上伊那すべての高校で、授業を午前中で切り上げ、昼前には下校する対応がとられました。
JR東海では、5日の運行は状況を見て判断するとしています。
伊那バスでは、4日午後4時現在、大阪行きの高速バスをすべて運休、箕輪発名古屋行きと名古屋発箕輪行きのバス6便を運休としています。
5日は通常通りの運行を予定しています。
4日午後4時現在、伊那市・箕輪町・南箕輪村で台風による被害は確認されていません。
長野地方気象台では、雨と風は5日の午前6時頃までがピークとしていて、あす正午までの24時間に降る雨の量は、県南部の多いところで300ミリと予想しています。
気象台では不要な外出は避けるよう呼びかけています。