有賀殿夫さん初の日本画展
南箕輪村南殿の有賀殿夫さんの画業40周年を記念した日本画の展示会が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
会場には、有賀さんの作品およそ40点が並んでいます。
現在85歳の有賀さんは、日本画を描き始めて40年になります。
幼い頃から絵を描くのが好きで、中学生の頃は水彩画を描いていたということです。
10代から20代は油絵を中心に作品を描いていて、30代から本格的に日本画を始めました。
30代後半になると、明治時代から開かれている日本画の展示会「院展」で初めて入選しました。
こちらがその時に入選した作品「新生」です。
縦2メートル横1メートル60センチの大作で、人類の希望をテーマに描いたということです。
この頃は、幻想的な世界をテーマにした作品を中心に描いていましたが、地元の景色を見直そうと、近年は伊那谷の風景や自然を描いています。
こちらは、今年の春の院展で入選した作品「雪止んで」です。
20年程前に見た12月の天竜川の雪の様子で、雪の柔らかさを表現した作品だということです。
有賀殿夫さんの日本画展は、8日(月)まで伊那文化会館で開かれています。
また同時にベルシャイン伊那店2階文化ホールでは、作品の販売が行われています。