プリムラ、春を告げる報春花
本郷の下平さん
ポツポツ::、やがてわっと咲く-。飯島町本郷に白く光るフレームの一群がある。その1棟千平方メートルで下平治さん(40)は春を告げる報春花、プリムラを栽培、出荷の時期を迎えている。
下平さんは早生系のプリムラ・ジュリアン1万ポット、プリムラ・ポリアンサス2万2千ポットを栽培。ジュリアンは出荷は終了し、現在、ポリアンサスの出荷が始まった。名古屋や大阪市場への出荷が中心で、七久保の道の駅「花の里いいじま」でも直売している。
作業は花が数輪開いたポットを選び、枯れ葉などを取り除き、1ケースに赤、白、青、黄色、ピンク、オレンジと24個、色をそろえて並べる。「花は見た目が大事、色の配色や草丈を考えながら、並べ方に1番気を使う。朝夕の寒暖の大きい飯島町のプリムラは色が冴え、市場評価も高い」と話していた。