飯島中1年の堀内舞さんが日本郵政公社総裁賞第15回国際ボランティア作文コンクールで
全国で10人、県内では唯1人
飯島町の飯島中学校1年生、堀内舞さん(13)=田切中平=の作文「本当の国際理解を目指して」が、第15回国際ボランティア作文コンクールで最高賞の日本郵政公社総裁賞を受賞した。全国で10人、県内では唯1人の栄誉。
同公社が国際協力に対する理解と関心を深めることを目的に募集、全国から1万2904編(県内571編)の応募があり、同校からは16点を応募、総裁賞のほか、熊谷雅子さん(1年、13)=飯島南仲町=の「物を送るには」と、下平あゆみさん(3年、15)=七久保新田=の「国際ボランティアについて」がそれぞれ郵便局長賞に選ばれた。
受賞した堀内さんは「まさか(総裁賞が)いただけるとは思ってもいなかった」と驚き「飯島小5、6年の国際理解学習で、パキスタン・ムルフン村の小学生と交流し、その体験を通して、感じたことを書いた。国際理解とは、むやみに物資を送ることでなく、相手を理解し、相手と仲良くすることと、伝えたかった」と話している。
作文では、パキスタン派遣の青年海外協力隊員の紹介で、ムルフン村の小学生と交流を深める中で「物質的には恵まれていないが、私たちよりも心は豊か。私たちが忘れかけている大切なことを守っている」と気付き「よく知りもせず、むやみに物資を送ることは、相手のことを考えての行為とはいえない」と指摘「相手の生活環境、暮らし方などが自然に分かってくると、なすべきことが自ずと見えてくるような気がします」と結んだ。