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2311/(土)

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スーパー赤果肉りんご 開発

スーパー赤果肉りんご 開発

 南箕輪村の信州大学農学部の伴野(ばんの) (きよし)教授は、果肉が濃い赤色のリンゴ「スーパー赤果肉リンゴ」を開発しました。
 伴野教授は今回、ジャムやシードルの加工に向いている色の濃いものと、生でも食べられるものの2種類の新品種のリンゴを開発しました。
 11日は信大農学部で、新品種開発の記者会見が開かれました。
 伴野教授は、1999年から赤果肉の遺伝子を持つリンゴと、つがるや紅玉などを掛け合わせ、赤い果肉の品種を開発してきました。
 しかし、標高の高い場所でしか育てられなかったり、環境の影響を受けやすいなどの問題がありました。
 2013年から、早生種で小玉、芯から早期に着色するタイプと、晩生種で大玉、収穫の直前に着色するタイプの、赤果肉の遺伝子を持つ2つのリンゴを掛け合わせた新品種を開発しました。
どちらもアントシアニンを多く含み、機能性が高いリンゴだということです。
 この日の会見には、リンゴの農家や加工業者も参加しました。
 これまでの赤い果肉のリンゴで去年シードルを手掛けた伊那市の醸造所も参加していました。
 栽培農家や加工業者の所得拡大・リンゴの消費拡大などにも期待がかかります。
 伴野教授は、今後、味などを確認して品種登録するかどうか検討したいとしています。
 

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