高遠藩ゆかりの武具を展示
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で、地域の個人から借りた高遠藩ゆかりの武具などを展示する特別展が開かれています。
会場には、高遠藩ゆかりの刀剣や鉄砲、甲冑など150点が展示されています。
歴史博物館所蔵のものに加えて今回初めて地域住民に呼びかけたところ、10人から60点の応募がありその全てが展示されました。
こちらは、上山田の76歳男性の家の屋根裏から見つかった刀です。かつて山田村の村役人をしていた家で先祖は高遠藩で料理番をしていた事から、名字帯刀を許されていたという事です。
東高遠に住む87歳の柿木邦夫さんは、甲冑を出展しました。
自身の4代前にあたる柿木門連(かどつら)が高遠藩の代官となった時に入手したという事です。
高遠町歴史博物館では「多くの人に貴重な資料を寄せて頂いた。城下町としての高遠の歴史に関心をもってもらいたい」と話していました。
特別展高遠に残る武具は12月9日まで開かれています。