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行事食特別展「わしらのおごっつぉ」

行事食特別展「わしらのおごっつぉ」
上伊那地域で冬至に振舞われる“いとこ煮”のレプリカ

上伊那地域に伝わる行事食を紹介する特別展「わしらのおごっつぉ」~伝えたい郷土の行事食~が箕輪町郷土博物館で開かれています。

会場には紙粘土でつくった行事食のレプリカや写真など、およそ100点が並んでいます。

結婚式や葬式、七夕、冬至など、行事ごとに地域で振舞われるご馳走を知ってもらおうと開かれました。

学芸員井澤はづきさんは、年越しに振舞われるブリの粕煮について「東信では鮭の粕煮を食べる風習もあるが、ブリは大体が照り焼き。粕煮で伝わっているのは上伊那ぐらいではないか」と話していました。
また、葬儀で振舞われるそうめんについては「振舞っているのは上伊那だけで、ほかの地域ではこういった風習はない。来てくれたみなさんに感謝の気持ちを伝えたいという地域性を感じる」と話していました。

井澤さんは「今は食べなくなった行事食もある。展示を見て料理を知ってもらいたいし、合わせて地域の行事での風習も知ってもらいたい」と話していました。

会場では、展示に関するクイズが行われているほか、料理のレシピも用意されています。
特別展は、11月11日まで箕輪町郷土博物館で開かれています。
入場無料、月曜日は休館となっています。

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