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変貌する伊那の里山

いななき学舎 中堀謙二氏が講演

変貌する伊那の里山

長野県林業大学校講師で、元信州大学農学部講師の中堀謙二(なかほりけんじ)さんの講演会「変貌する伊那の里山」が14日伊那市の伊那図書館で開かれました。

中堀さんは、変貌する伊那の里山と題し、「森林」「動物」「人々の自然観」の3つの項目に分けて講演しました。
「森林」の項目では、江戸時代から現代にいたるまでの伊那谷の森林の変化について資料に基づいた説明がありました。
江戸時代、伊那谷を手中に収めた徳川家康が、耐水性に優れた針葉樹のサワラを伐採し搬出したため、伊那谷のサワラは枯渇。
さらに新田の開発とともに森林は、里山へと変化し、森林は減少。中堀さんは「山に木がなくなり、江戸時代も洪水の悩みを抱えていた。」と話しました。
講演会は、伊那図書館と地域に根差した活字文化の振興を目標に活動している市民団体「いななき学舎」が開きました。
講師の中堀さんも会員のひとりです。

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