愛着9割 定住希望4割
高遠中2年生にアンケート調査
伊那市の高遠町総合支所庁舎あり方検討委員会は高遠中学校の2年生を対象に地域への愛着や課題についてアンケートを実施しました。
9割の生徒が「愛着がある」と答えた一方、将来も住み続けたいと答えたのは4割程にとどまりました。
18日は高遠町総合支所で3回目の委員会が開かれ、アンケートの結果が報告されました。
アンケートは新しい庁舎の機能検討やまちづくりに反映させようと実施されました。
「高遠町に愛着があるか」との問いに9割の生徒が「愛着がある」と答えた一方で「将来も住み続けたいか」との問いには、定住希望は4割、希望しないが3割、住み続けたいが難しいが2割でした。
定住を希望する理由として、自然環境が豊かな事や伝統文化を継承したい、安心して暮らせるなどで、定住を希望しない理由は交通の便が悪い、商店が少ない、自然災害への不安が挙げられていました。
委員長の伊藤岩雄さんは「アンケート結果を分析しお年寄りから若い人まで不安なく暮らし続けるには、新しい庁舎にどんな機能が必要か検討していきたい」と話していました。
委員会では今年度中に機能や規模、位置などをまとめ白鳥孝市長に報告する予定です。
高遠町総合支所は11月26日に高遠町保健センターへ仮移転する予定です。