ハナマルキみそ作り体験館 完成
伊那市西箕輪に本社を置くみそ製造業「ハナマルキ株式会社」は、1日、創業100周年を迎えました。
記念事業として、伊那工場の敷地内にみそ作りを体験できる施設「みそ作り体験館」が建設され、きょうオープンを迎えました。
みそ作りだけの体験館は国内でも例がないということです。
みそ作り体験館は、伊那市西箕輪にあるハナマルキ伊那工場内に建設されました。
未来を意識したオブジェのような2階建てで、伊那谷の緑や空の青とのコントラストが映えるよう白色で統一されています。
1日は、オープニングセレモニーが行われ、花岡俊夫 社長や白鳥孝伊那市長など関係者がテープカットで完成を祝いました。
体験館の1階は、シアタールームになっていて、みその基礎知識や製造工程を映像で紹介しています。
2階は南アルプスが一望できる体験スペースとなっています。
みそ作り体験のほか、工場を見学することもできます。
1日は午前中、関係者や報道機関向けに発表会や内部の紹介が行われたほか、午後には一般客が訪れ、みそ作りを体験していました。
参加者は蒸した大豆をすりつぶし、塩と麹を混ぜ合わせ、2キロのみそを作ります。
ハナマルキの体験館は、(月)(水)(金)営業で、予約制、1回につき定員20人まで、午前と午後の2回受け入れ可能です。
みそ作りと工場見学を合わせた体験の所要時間は90分です。料金は一人2000円で、作ったみそはハナマルキで保管され、3か月後に配達されます。
ハナマルキは、大正7年(1918年)、11月1日に辰野町で創業しました。
カップ詰めみそや即席みそ汁など、年間2万5千トンのみそを生産しています。