黄綬褒章 藤原政治さん
秋の褒章受章者が2日発表され長野オリンパス勤務の藤原政治さんが黄綬褒章を受章しました。
藤原さん「『もらったからには』という引き締まった気持ちでいっぱいです」
伊那市富県の藤原政治さん、58歳。
藤原さんは、昭和53年、のちにオリンパスへ合併となる長谷光機に入社。
以来40年に渡り、顕微鏡の部品などの金属加工を担当してきました。
部品は千分の1ミリ単位の精度が求められるということで、藤原さんは、多くの人が高い精度で製造できるよう、加工方法のノウハウ構築に取り組んできました。
「寸法には妥協をせずにやってきた。そういったところが自分のこだわり」
2016年には技能道場の道場長となり高度技能者を育てています。
「自分が教わってきたものを確実に若い人たちに伝えたいという気持ちと、技術進歩が著しいので、昔とは違ったものづくりということも含めて伝えようと思っています」