藍綬褒章 畑直明さん
秋の褒章受章者が2日発表され調停委員の畑直明さんが藍綬褒章を受章しました。
褒章受章について畑さんは「健全な体じゃなく途中から
病気して身体障害者手帳を持ちながらベストを尽くしていたので、そのへんのことを認めてくれたんだと思いました。」と話していました。
伊那市美篶の畑直明さん68歳。畑さんは明治大学で法律を学び
大学院の修士課程修了後、司法書士と行政書士の資格をとりました。
平成元年に調停委員に任命され30年間にわたり暴力事件や遺産相続、夫婦間の争いごとなどの解決にあたってきました。
畑さんは「調停というのは当事者の合意が成立しないかぎりまとまらない手続きですから、まとまるまで何回でもやるんですけど、どうしようもない争いの当事者同士をちゃんとまとめて最後成立して当事者がにこにこと笑って帰ったときがうれしいです。」と話していました。
司法書士と行政書士の仕事は今年4月に引退した畑さんですが調停委員はこれからも続けていくということです。