ついで見回りでニホンジカ158頭を捕獲
国有林内で効率的にニホンジカを捕獲するため治山工事を請け負う作業員が作業のついでにワナを確認する「ついで見回り通報」で158頭を捕獲したことがわかりました。
これは12日開かれた、南信森林管理署管内の市町村で集まる、国有林野等所在市町村長有志協議会の総会で報告されたものです。
「ついで見回り・通報」は、南信森林管理署の請負事業所の宮下建設がニホンジカがワナにかかっているのを見つけたら、上伊那猟友会に通報するというもので、3者は今年8月に基本合意書を取り交わしました。
猟友会の負担を少なくし、効率的にシカを捕獲する狙いです。
宮下建設は、伊那市長谷の浦国有林内の船形沢地すべり工事を行っていて8月31日から11月3日まで作業へ向かう通勤時や休憩時間にワナの見回りを行いました。
作業場所へ向かう道路周辺に125基のワナを設置し、およそ2か月で158頭のニホンジカを捕獲したということです。
南信森林管理署では、効果があったとして、この取り組みを拡大していきたい考えです。