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権兵衛トンネルで訓練

権兵衛トンネルで訓練

伊那と木曽を結ぶ国道361号の権兵衛トンネル内で、事故を想定した訓練が、13日に行われました。
訓練は、トンネル内を全面通行止めにして、木曽側からおよそ350m進んだ場所で行われました。
トラックが運転を誤り、対向車線を走行していた普通乗用車と正面衝突したとの想定です。
両方の車には運転席と助手席に1人ずつ乗っていて、それぞれ運転手は軽傷、助手席に乗っていた人は重傷の想定です。
上伊那広域・木曽広域の消防隊員が、負傷者を車両から救出していました。
また、衝突した車から漏れた燃料に引火して車両火災が発生したとの想定で、消火訓練も行われました。
訓練には、県や消防、警察などから86人が参加しました。
木曽建設事務所によりますと、権兵衛トンネルは平成18年2月に開通して以降、通過台数が徐々に増え、平成29年度は1日平均およそ4,000台が通っているということです。
これまで、トンネル内での大きな事故は発生していません。
木曽建設事務所の米倉剛()所長は「今後、想定外の事故や災害が起きることも考えられる。個人でシミュレーションをしたり各機関の相互連携を深めてほしい」と話していました。

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