旧伊那消防署 商工業の振興に利用へ
12月定例会に関連予算を計上
伊那市は、荒井の旧伊那消防署の庁舎後利用ついて、商工業振興のための場所として大規模改修する方針を、19日に示しました。
19日は、伊那市定例記者会見が市役所で開かれ、市長が概要について説明しました。
昭和49年に建設された旧伊那消防署の庁舎は、上伊那広域消防本部の発足に伴い新庁舎が建設され、平成27年3月から使われなくなっていました。
白鳥市長は、施設の後利用について「サテライトオフィスや市民が活用できる多目的スペースとして改修していきたい」と話しました。
市では、26日から始まる12月定例会に、設計費用923万円を補正予算案として計上しています。
伊那市観光㈱の運営に補助 補正予算案に計上
補正予算案ではこの他に、伊那市観光株式会社が運営する施設の補助に2,100万円を計上しています。
下水道への接続による増加見込み分と、これまで指定管理者持ちだった施設の修繕費を補助するものです。
白鳥市長は、「赤字が常態化している施設もあり、大幅な見直しが必要だ」と話していました。
長谷の宿泊施設入野谷については、12月1日から来年3月末まで全面閉鎖します。
また伊那市議会では、今後の施設の在り方について意見をまとめ、今年度中に提言するとしています。
この日は他に、5週連続ぶっとおしそば三昧イベントの販売数が、去年より3千食以上多い1万1,192食だったことが報告されました。