正月に向けしめ飾りづくりピーク
中信地域から南信地域にかけてしめ飾りを販売している、箕輪町沢の信州縁起物製作所は、正月に向けてしめ飾りづくりに追われています。
20日は従業員10人が、工程ごとに分かれて作業にあたっていました。
上伊那を中心に、北は白馬村から南は飯田市まで、町内外の大型スーパーマーケットや企業・寺・神社などにしめ飾りを納めています。
作業は8月から始まっていて、稲わらを集めて乾燥させ、10月からはしめ飾りづくりが行われています。
大小15種類ほどのしめ飾りを作っていて、忙しいこの時期は1日に400本近くの縄をなっているということです。
大槻清子代表は「この時期は大忙しであっという間に12月が過ぎてしまう。作るのに本当に手間がかかっているが、良いものが作れていることに満足だし、飾ってくれているのを見るととてもうれしい気持ちになる」と話していました。
今年は秋に雨が多く稲わらの乾燥が遅れたため、例年だと9月中に終わるわらを整える作業もきょう行われていました。
しめ飾りづくりには田んぼ10枚分ほどのわらを使っているということです。
信州縁起物製作所では、来月20日頃まで作業が続くということです。