県立歴史館の出前講座
長野県立歴史館の職員が長野県の歴史について解説する出前講座が24日、箕輪町の郷土博物館で開かれました。
講座では、県立歴史館学芸員の林誠さんが「描かれた日本アルプス」と題して、江戸時代、松代藩の真田幸貫に仕えた絵師 青木雪卿を紹介しました。
1847年に長野県北部で大地震があり、その3年後、雪卿は幸貫の領内視察に同行し、地震の被害にあった日本アルプスを描いています。
林さんは、「江戸時代は地図のような描き方が主流でしたが、雪卿は見た景色をそのまま描いています。この時代にこういった絵は珍しく、当時の風景が分かる貴重なものです」と話していました。
県立歴史館の出前講座は、県内各地で歴史館の職員が県の歴史について解説するもので、箕輪町では今年で3年目です。