古い地名調査最終報告会
伊那市が平成24年度から進めてきた「古い地名調査」の最終報告会が1日、防災コミュニティセンターで開かれました。
報告会では、伊那市教育委員会の竹松亨さんがこれまでの調査内容のまとめを報告しました。
調査によりますと、伊那市の小字名は現在8370あります。
小字名に使われている漢字は、田が一番多く949、次いで下が707、原が647、畑が583となっています。
竹松さんは「人々は日常生活の中から言葉を選び、地名をつけ、人と交わりを深くし、生活を豊かにしてきたのではないか」と話していました。
古い地名調査は、伊那市が平成24年度から取り組んでいるもので、今年度が最後となります。
市内全域に84の調査グループがあり、調査員は828人、これまでに83冊の報告書が提出されています。
報告書は市立図書館などで見ることができ、市では「歴史の学習などに活用してほしい」としています。